Regional Revitalization

空き家からの地方創生

地方創生は、国の政策の名前です。
ただ、現場で動いているのは、1軒の空き家を直すという地味な作業の積み重ねでした。7市町村で12棟を再生してきて分かったことを、そのまま書きます。

Definition

地方創生とは

地方創生は、2014年の「まち・ひと・しごと創生法」から始まった国の政策です。東京への一極集中を是正し、人口減少に歯止めをかけ、地域の暮らしと仕事を持続させることを目的にしています。

ただ、政策の言葉のままでは、町は動きません。地域で実際に起きているのは、人が減る → 家が空く → 空いた家がさらに人を遠ざける、という順番です。空き家は結果であると同時に、次の減少の原因にもなります。

私たちは、その順番を空き家の側から止めにいきます。空き家は目的ではなく、「地方はもうダメだ」という空気を事業で覆すための道具だと考えています。

Why Vacant Houses

なぜ、空き家が起点になるのか

地域に足りないものを新しくつくるのではなく、すでにあるものを直す。そのほうが速く、安く、町並みも変わりません。

01すでに、そこにある

ゼロから建てないぶん費用を抑えられ、工期も短くなります。壊して建て替えないので、町並みが変わらず、廃棄物も減らせます。

02泊まれる場所が、来る理由になる

直して宿にすると、その地域は「通り過ぎる場所」から「泊まる場所」に変わります。オーナーになった方も、移住した方も、DIYを始めた方も、はじまりは、いつも一泊からでした。

031軒直すと、次が持ち込まれる

その土地にスタッフが住んでいるので、市場に出る前に「もらってくれないか」と相談が来ます。消防・保健所・建築課の運用は地域ごとに違い、ここが実質の参入障壁です。

04出口をつくるから、続けられる

手間がかかって誰も参入したがらない領域を、ボランティアではなく事業として成立させます。続かない取り組みは、地域にとって次の空き家になるだけです。

Numbers

ここまでの到達点

看板ではなく、実際に動いた結果の数字です。

5,254
これまでにお迎えしたゲスト
7,277人泊
延べ宿泊数
3.6億円
地域にもたらした経済効果(推計)
12
再生・運営している宿

※ 経済効果は当社による推計です。

Areas

どこで、何棟やっているか

3道県・7市町村。エリアを広げることより、1つの地域で数を持つことを優先しています。近くに複数あるほうが、清掃も運営も、地域との関係も回るからです。

新潟県佐渡市|5棟

Sea Side 椿、同 -はなれ-、トキのよりみち、河崎浪漫館、Active Art Hotel。島に住むマネージャーが常駐しています。

新潟県阿賀町|1棟

奥阿賀七名庵 らくら。大家族で囲む、山と火と食卓。

香川県坂出市|2棟+再生中のビル1棟

Sei-Jima Retreat、林田文豪の宿。本通商店街の雑居ビルを複合拠点「坂出ブルックリン」に再生しています。市とは3者連携協定を締結しました。

香川県丸亀市|1棟

Marugame Montmartre。

香川県三豊市|1棟

癒やしの空間 ZEN。五感が深呼吸する、癒しの空間。

北海道伊達市・小樽市|各1棟

DATE DREAM DATE home、OTARU DREAM IRIFUNE home。北の港町で過ごすゆるやかな時間。

With Municipalities

自治体と組むときの進め方|レッツモデル

行政の負担は最小限のまま、地域の不動産会社と組んで空き家に出口をつくります。行政にお願いするのは、地域の不動産会社をお集めいただくところまでです。

  1. 01
    ① 行政へ提案

    地域の空き家の状況をうかがい、組み方をご提案します。

  2. 02
    ② 行政主導でセミナー

    地域の不動産会社にお集まりいただく場を、行政に開いていただきます。

  3. 03
    ③ 判断基準を共有

    どんな空き家なら出口を描けるのか、判断の条件を地域の会社にお渡しします。

  4. 04
    ④ 現地視察・評価

    ここから先は当社と地域の会社で回します。行政の関与は③までです。

  5. 05
    ⑤ 買取・再生・運営

    宿・住まい・地域拠点として再生し、運営します。移住の受け皿にもなります。

FAQ

地方創生について、よくいただく質問

Q地方創生とは何ですか?
A
2014年の「まち・ひと・しごと創生法」に基づく国の政策です。東京への一極集中を是正し、人口減少に歯止めをかけ、地域の暮らしと仕事を持続させることを目的にしています。
Q空き家を直すことが、なぜ地方創生になるのですか?
A
空き家は放っておくと傷み、景観に影響し、やがて解体費や行政のコストとして積み上がります。直して宿・住まい・地域拠点にすると、泊まる人・住む人・働く人が来る理由に変わります。これまでに5,254名のゲストをお迎えし、延べ7,277人泊、推計で3.6億円の経済効果が地域に落ちています。
Qどの地域で活動していますか?
A
新潟県佐渡市・阿賀町、香川県坂出市・丸亀市・三豊市、北海道伊達市・小樽市の7市町村で、12棟を再生して運営しています。
Q自治体と組むことはできますか?
A
できます。香川県坂出市とは3者連携協定を締結し、相談対応・買取検討・移住交流会に取り組んでいます。行政の負担を最小限にする「レッツモデル」で進めます。
Q一社だけで地方創生ができるのですか?
A
できません。空き家は一社では動かせません。自治体、地域の不動産会社、工務店、金融機関と組んで進めます。私たちはあとから入る側なので、地域の事業者を差し置いて進めることはしません。
Q地方創生の取り組みを取材したいのですが。
A
お受けしています。現場・数字・関わっている方まで、記事にも番組にもなる素材をご用意します。取材・掲載のご依頼からご連絡ください。
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