【古民家宿は地震に弱い?耐震補強の考え方と対策】by佐渡マネージャー

2025.07.11

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古民家宿は地震に弱い?耐震補強の考え方と対策

 

 

みなさん、こんにちは😊

 

築50年、100年を超える古民家をリノベーションし、宿泊施設に活用する例が増えています。
木の温もりや歴史が感じられる空間は多くのゲストに好評ですが、一方で宿運営者が必ず向き合わなければならないのが耐震性です。

古民家宿は、見た目がしっかりしていても、現行の耐震基準を満たしていない場合が多く、地震の際に大きな被害を受ける可能性があります。
今回は、古民家宿の耐震リスクとその補強方法について、写真とともにご紹介します!

なぜ古民家宿は地震に弱いのか?

古民家が地震に弱い理由は主に以下の通りです。

・現行の耐震基準(1981年改正の新耐震基準)以前の建物が多い

・基礎が浅い石場立てで、地盤との固定力が弱い

・接合部が釘や金物でなく、ホゾ継ぎのみで抜けやすい

・経年劣化で木材が腐食・虫食いしている

・土壁や瓦屋根が重く、揺れに弱い

特に宿泊施設はゲストの安全を守る責任があるため、リノベーション時に耐震補強を検討するのが理想です。

耐震診断から始めよう

まずは専門家による耐震診断を行い、現状の強度を把握することが重要です。
耐震診断では以下のポイントを確認します。

✅ 基礎の強度やひび割れ
✅ 柱や梁の腐食・虫害の有無
✅ 接合部の状態
✅ 壁の配置バランス
✅ 屋根の重さ

診断結果に応じて、どのレベルまで補強するか、予算や活用方法に応じて検討します。

耐震補強の具体的な方法

耐震補強の代表的な方法は以下の通りです。

1. 基礎の補強

古い建物では基礎が無いか浅いことが多いため、コンクリート基礎に変更し、アンカーボルトで建物を固定します。

2. 接合部の金物補強

柱や梁の接合部に金具を取り付け、抜けやすさを防ぎます。

3. 壁の補強

耐震パネルや筋交いを追加し、壁の強度を高めます。見た目に配慮し、壁内部に仕込むケースもあります。

4. 屋根の軽量化

重い瓦屋根を軽量瓦や板金に替えることで、揺れの力を減らします。

当宿の取り組み

私たちの宿でも、耐震診断の結果、以下のような補強を行いました。

✔️ 基礎の打ち直しとアンカーボルト設置
✔️ 見えない部分に耐震パネルと金物を追加
✔️ 瓦屋根の一部を軽量化
✔️ 客室内は趣を残しながら安全性を確保

結果として、ゲストからは「古い建物なのに安心して泊まれた」と好評です。

補強のコツ|デザインとの両立

「耐震補強をすると、古民家らしさが失われるのでは?」と心配する方もいますが、補強は見えない部分に施すことも可能です。

・壁の内部に筋交いを入れる

・床下・天井裏に金物やパネルを設置

・見える柱や梁は残しつつ裏で補強する

職人さんや設計士と相談しながら、デザインと安全性のバランスを取りましょう。

まとめ|安全性が宿の信頼につながる

古民家の魅力はそのままに、安全性を高めることは、宿の価値をさらに引き上げます。
「見えない安心感」がゲストの満足度や口コミにつながり、リピーターの獲得にも効果的です。

当宿では、古民家ならではの趣と落ち着きある空間を大切にしながら、安心・安全を提供しております!

気になる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
“安心とやすらぎ”が両立する、そんな空き家宿で、皆さまを心よりお待ちしております。

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記事作成者

空き家地方創生staff

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