【空き家改修と防災の両立は可能?知っておくべきポイント】by営業部長

2025.06.30

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空き家改修と防災の両立は可能?知っておくべきポイント

 

 

みなさん、こんにちは😊

 

「空き家をリノベーションして宿泊施設にしたい」――
地域に眠る建物を再生し、新たな人の流れを生む取り組みは、いま全国で注目されています。
しかし、いざ工事を進めようとするとよく出てくるのがこの疑問。

「この建物、災害に耐えられるのだろうか?」

空き家の改修は見た目の美しさだけでなく、安全性も同時に考える必要があります。
今回は、「空き家改修と防災の両立は本当にできるのか?」をテーマに、事前に押さえるべき5つの視点を紹介します!

古民家改修でよくあるのが、「見える部分をきれいにしたら終わり」というパターンです。
しかし、本当に重要なのは構造部(柱・梁・基礎)の安全性です。

特にチェックすべき点:

  • 木材の腐食・虫害はないか

  • 柱・梁のゆがみや傾きはあるか

  • 屋根や床が沈んでいないか

  • 耐震基準(1981年以降)を満たしているか

改修前に耐震診断を行い、必要なら金物補強・筋交い追加・基礎の打ち直しなどを検討しましょう。

2. 設備系は「最新」に置き換えるべし

 

昔の配線や給湯器、ガス配管などは、そのまま使うと火災や漏電の原因になります。

最低限、以下の設備は新調または点検が必須です:

  • 電気配線(太さ・絶縁・分電盤)

  • ガス管・給湯器(腐食・破損)

  • コンセントやスイッチ類の増設と耐用確認

  • 火災報知器の設置(寝室・キッチンは義務)

災害時に停電や漏電が起こった場合、古い設備のままでは致命的なリスクになりかねません。

3. デザインと防災は“トレードオフ”ではない

 

「防災のために見た目を犠牲にしなければならないのでは?」と心配される方もいますが、デザインと安全は両立可能です。

例:

  • 壁の裏に筋交いを入れる → 外観はそのまま

  • 畳の下に耐震パネルを仕込む → 見えない補強

  • 防火性の高い自然素材(漆喰、珪藻土)を使う

  • デザイン性のある感知器や照明器具を活用

「見せる美しさ」と「隠す安心感」のバランスを意識することで、宿泊者にも安心を伝える空間が生まれます。

4. 地域の防災ルールにも配慮を

 

空き家宿を始めるなら、施設の安全性だけでなく、周辺のリスクも把握しておく必要があります。

確認すべきこと:

  • 洪水・土砂・津波などのハザードマップ確認

  • 最寄りの避難所の距離とルート

  • 地域の自主防災組織との関係性

  • 大雨・強風時の宿の営業ルール

特に沿岸部や山間部にある古民家では、地域の災害履歴も調べておくと良いでしょう。

5. 防災情報を“仕組み化”する

 

宿泊者が災害時に困らないよう、以下のような情報設計をしておくことが大切です:

  • LINE公式で「災害時テンプレート返信」を用意

  • 各部屋に避難経路・避難所マップを掲示

  • 外国人向けの多言語ガイド(英・中・韓など)

  • チェックイン時に「避難所リンク付き案内メッセージ」を送信

「見た目で安心」「情報で安心」**を両立できるよう、仕組み化していきましょう。

まとめ|空き家改修は“安心”まで設計して完成

 

空き家宿は、単なる「泊まる場所」ではなく、地域の歴史や文化、自然とのつながりを体験する場です。
だからこそ、そこに滞在する人たちが「安心してくつろげる空間」であることが、何よりも大切です!

空き家改修と防災対策は、決して相反するものではありません。
むしろ、“安心という価値”が加わることで、選ばれる宿へと進化するのです。

当宿では、古民家ならではの趣と落ち着きある空間を大切にしながら、安心・安全を提供しております!

少しでも気になる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
“安心とやすらぎ”が両立する、そんな空き家宿で、皆さまを心よりお待ちしております。

↓📅宿の詳細はこちら↓

 

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記事作成者

空き家地方創生staff